生命力を引き出す切り上げ剪定による栽培
切り上げ剪定とは?
切り上げ剪定は道法正徳先生が考えて指導、実践されている既成概念を覆す剪定方法で、上に伸びようとする枝を残し、下や横に伸びる枝を切る剪定方法の事をいいます。
切り上げ剪定を行うことによって植物ホルモンの働きを活発にする効果があり、その中でもサイトカイニンやオーキシンが活性化され、豊満な果実に育て、高糖度の果物の生産が可能です。
切り上げ剪定は、知識や技術が必要とされる剪定方法ですが、上手に行うことによって木が持つ本来の生命力を最大限発揮し、無肥料でも生産量を減らず、無農薬でも病気にならなくする事が可能となります。
ですので自然栽培にするには、適切な切り上げ剪定は必要不可欠なのです。
自然栽培(無農薬栽培)は不可能ではない
野菜や果物を含め作物を育てるには、現在農薬は欠かせなくなっています。
有機栽培も無農薬ではありません。有機栽培に認められた農薬もあるのです。
しかし、その農薬も使い方一つで作物ばかりでなく、環境にも悪い影響を与えてしまう可能性があります。
そんな農薬を使わない自然栽培(無農薬栽培)に国広自然栽培農園ではこだわり本当の意味で安心・安全な広島産レモンを育てています。
自然栽培で欠かせない国広栽培自然農園の土つくり
自然栽培をする上で最も欠かせない事。
それは「土つくり」です。
農薬や肥料がたっぷりと吸収された土は、土を汚し害虫を発生させます。
その農薬や肥料をたっぷり含んだ土を自然な状態に戻すのは簡単な作業ではありません。
大量の雨で流したり、食物の根によって吸収、除去などを繰り返し、数年をかけもとの良い土へと戻していきます。
自然栽培で適した土は、柔らかく、暖かく、水はけの良い土とされ、肥料や農薬を使わず、その環境を保つことが重要です。
自然栽培の理念とは?
自然栽培で理念としている3つの要素をご存じでしょうか?
「自然尊重」「自然規範」「自然順応」の3つの要素。
土が本来もっている作物を育てる力をそのまま利用し、自然の力を尊重する「自然尊重」。
自然のままに自然の中のみで解決策を導き出す「自然規範」。
四季がもつ自然の力をそのまま利用し、適応する「自然順応」。
この3つのどれが欠けても自然栽培は成立せず、作物が育つ3つの要素とされています。